今回は修理内容はぜんぜん珍しくないのですがここまで我慢しますか?という感じの内容になります。お車はハイエースでTRHタイプのよく見かける物です。
このタイプのハイエースのブレーキパットが
こんな感じで入庫しました。ブレーキパットが落ちそう。何かうまく引っかかっていて落ちそうで落ちない絶妙なバランスでとどまってますね。やろうと思ってもまあ出来る物ではありません。それよりもよくこれで乗っていたなと思います。なんせものすごい音がするのですから。そんなこんなでここまで来ると通常はブレーキパットの交換だけで良いのですが
外してみるとこんな感じでガリガリ状態で少し削れている物で有れば研磨出来るのですがこちらを綺麗になるまで削ると許容の限度を超えてしまう感じなので交換です。ちなみに許容の限度の厚みはディスクの横に記されてあり新品の部品に打刻されているのを見ると
26.0㎜となってます。それより薄くなってしまうと危険となります。なんせ摩擦でかなり高温になるので亀裂がでたりひどく歪んでしまったりして止まるのに困難になったら大変なのでこういう使用限度がもうけられているのです。ということで交換しましょう。
このようにして外したらセンターのベアリング部分を付け替えます。ただこれは知恵の輪状態なので外す時にちょっと悩みながら
このようにはずして途中省きますが元にもどして
はいおしまい。ブレーキパットが無くなってきたらいつもと違う音がするはずなのではやめに修理しましょう。でないと余計な費用がかかってしまいますよ。人間で言うと虫歯を我慢していてはやめに治療すればそこだけですんだのにけっきょく歯を抜く羽目になってしまうという感じでしょうか。ではまた。